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 第40回 東京モーターショー2007特集 
最終弾: 部品の展望
第11弾: 日韓バス対決
第10弾: ライトウェイトスポーツ
第 9弾: 日本のスポーティー
第 8弾: 水素の対決
第 7弾: ハイブリッド対決
第 6弾: 斬新デザインコンセプト
第 5弾: 新世代スポーツ
第 4弾: 進化続ける電気自動車
第 3弾: コンセプトSUV
第 2弾: 先端電気自動車
第 1弾: パーソナルモビリティ

特集1:「レクサス」で変わる国内マーケット
特集2:日本発「近未来カー」
特集3:第39回 東京モーターショー2005
特集4:東京オートサロン2006
特集5:東京オートサロン2007

 最終弾:部品の展望

日野 セレガ・プレミアム

  軽量化はCO2削減のために、自動車の構成部品1点ごとに要求される。そのため、新たな素材が要求されたりするのだが、バネメーカーのニッパツのブースには、バルブスプリングなどと同様に中空化したコイルスプリングの展示があった。これに使用するバネ鋼は特殊な希少金属が添加されている。さらに強度や耐久性を持たせるために、仕様に応じてバネの巻き数を変えたり、径を変えたりするそうである。コンセプトと言いながらも、話を詰めていくと2〜3年のうちには実用化されそうな感触だった。

  もうひとつEVへの注目度が高まる中で、重要な要素技術になるのが電池だ。電池技術の進歩は、軽量化にもつながるし、その結果、電気自動車の走行距離を伸ばすことにもなる。

現代自 UNIVERSE

  コンセプトでは「リチウムイオン」がすぐ出てくるが、性能面ではまだ道半ば。発熱の懸念があり、電池マネージメントで容量の半分程度を使っているのに過ぎないそうだ。日立のリチウムイオン電池は、三菱ふそうの「キャンターハイブリッド」に2個搭載されているが、全容量を使えるようになれば、この電池を1個搭載するだけで済むことになる。


 第11弾:日韓バス対決

  日本のバス市場は、右ハンドルであることと、非常口を設定しなければならないなど独自の規制があることで、輸入される大型バスの数は限られており、ある意味で「閉鎖的な市場」となっている。

日野 セレガ・プレミアム

  この中で、バス旅行の付加価値を高めるためにデラックス化という需要があり、これを突き詰めたモデルが日野自動車の「セレガ・プレミアム」。「セレガ・スーパーハイデッカ」を進化させたコンセプトモデルで、座席はわずか10席。本皮ばりで大きくリクライニングするシートには、大型のパーソナルモニターも備わっている。

現代自 UNIVERSE

  一方、現代自動車の「UNIVERSE」は、独自開発した高級バス。高速バスなどに使われる。韓国は、海外市場に挑戦するために国内を左ハンドルとし、市場を閉鎖し産業を育成してきた。そのバスでの成果が、「UNIVERSE」で問われている。展示しているのは右ハンドルの日本仕様、東京モーターショーへの出展を決めてから3カ月あまりで作りあげたらしいのだ。


 第10弾:ライトウェイトスポーツ

ホンダ CR−Z

  ホンダの「CR−Z」は、独自のハイブリッドシステムを搭載した次世代のライトウェイトスポーツ。福井社長が「早い時期に商品化したい」と市販化を表明した。フロントの大型グリル、スマートなシェイプを一体化したサイドドアミラー、シャープな印象のLEDヘッドライト等々、エクステリアは力強く軽快な走りを感じさせ、しかも環境に優しい。

アルファGT1.9JTDM

  一方、アルファロメオの「アルファGT 1.9 JTIM Q2 ディスティンクティブ」はコモンレール式ディーゼルと6速MTによるスポーツモデルで、日本未発表。日本のライトウェイトスポーツがハイブリッドなら、欧州はディーゼルで実現する。それだけ、今のディーゼルは環境負荷だけでなく、レスポンスも良く、力強いエンジンになっている。

  日本車メーカーも、トヨタを除いて各社がディールエンジンを展示、CO2削減ということで最新のクリーンディーゼルが今後、注目されそうだ。


 第9弾:日本のスポーティー

PREMACY Hydrogen RE Hybrid

  今回の目玉の一つといえるのが、日産自動車の「GT−R」だ。そのスタイルの全貌を一目見ようと、プレスデーから人山ができていた。02年に生産中止になってから5年ぶりに復活し、12月から販売される。経済産業省の甘利大臣も、モーターショー招待日の公務を終えてから見極めたいと、ブースへ足を運んだそうだ。おじさんの反応はいいのだが、若者の反応がどうかが気になるところ。

Hydrogen7

  一方、三菱自動車の「LANCER EVOLUTION X」も、2.0gターボの軽量アルミブロックエンジン、6速AT「Twin Clutch SST」のパワートレーンで、第4世代に生まれ変わった「ランエボ」だ。もちろん外観も、エアロダイナミクスを徹底追求、高次元の走りを予感させる。

  写真はないがスバルの「IMPREZA WRX STI」はワールド・プレミア。こちらも走りを楽しめる1台だ。


 第8弾:水素の対決

PREMACY Hydrogen RE Hybrid

  日本で水素エンジンの開発を続けるマツダの提案が「新型プレマシー、ハイドロジェンREハイブリッド」。ロータリーエンジンを発電機(ジェネレータ)に使った「シリーズハイブリッド」で、走行はモーターだけで行う。一方、ロータリーエンジンは、水素とガソリンのバイ・フュエル。ハイブリッドシステム、水素充填容器と、重たいものばかりを搭載しているが、ロータリーエンジンを最高効率で動かし、燃費を向上させているそうだ。

Hydrogen7

  一方、ドイツのBMWも水素エンジン開発には力を入れる。水素とガソリンのバイ・フェルの「Hydrogen7」を展示。7シリーズをベースとし、水素容器を搭載していても、居住空間は犠牲にならない。例えば天然ガスとガソリンなどの2種の燃料の切り替え可能なバイ・フュエル車は、ヨーロッパでは結構走っており、ガソリンの組み合わせの相手が、天然ガス、LPガスから水素に代わっただけである。


 第7弾:ハイブリッド対決

  ハイブリッドの本場、日本に海外からの挑戦状がたたき付けられた。

メトロプロジェクト quattro

  そのひとつがアウディの「メトロプロジェクト quattro」だ。事前予告では、情報が一切伏せられていたコンセプトカー。通常はFF(前輪駆動)だが、モーターを併用して四輪駆動になる。3ドア・4シーターの小型車で、数年後に市場投入する「A1」にこのデザインが採用される予定だ。

クラウン ハイブリッド

  これに対抗するハイブリッド本家のトヨタ自動車は落ち着いたものだ。「クラウン」に最新ハイブリッドシステムを搭載したラグジュアリーセダンを提案。レクサスGSに搭載された3.5gエンジンベースのハイブリッドシステムは、2.0gエンジン並の燃費性能を発揮する。スポーティーな「クラウン」の燃費性能がますます向上。近未来から1、2年先までのハイブリッド提案には、他者に負けられない第一人者としての意地がある。


 第6弾:斬新デザインコンセプト

トヨタ・RiN

  トヨタ「RiN」は、快適な空間を提供し、乗るだけで心も体もしなやかになれるというトヨタが提案する「デドックス?」カー。背筋をピンと伸ばして座れるシート、触れるだけで心理状態をメーター表示する調心ステアリング、おまけに酸素濃度コンディショナーまで付いている。ボディーサイズは全長3250o×全幅1690o×全高1650oで、4人乗り。

ホンダ・PUYO

  乗っている人ではなく、まわりへの優しさを盛り込んだのが、ホンダ「PUYO」。柔らかな菜素材を使ったジェルボディーが最大の特徴。車の外板は硬いものというイメージをくつがえし、ペットのような親しみを持つ存在に車を変える。全長2800oというコンパクトボディーの燃料電池自動車で、インホイールモーターと四輪操舵で360度定置旋回が可能というコンセプトモデルだ。

  どちらもキャビンは、開放感があふれている。


 第5弾:新世代スポーツ

スズキ・Kizashi2

  スズキの「Kizashi 2」は、今年のフランクフルトショーで発表したコンセプトモデルを洗練したクロスオーバースポーツワゴン。トップアスリートをモチーフにした流麗で力強いフォルムの中に、3.654gのV6DOHCエンジン、6速AT、i−AWDのパワートレーンが組み合わされている。「これからのスズキ?」を表すような力強くしなやかな走りを予感させる。

トヨタ・FT−HS

  一方、トヨタの「FT−HS」は、トヨタならではのFR駆動の新世代ハイブリッド・スポーツカー。2+2シーターのコンバーチブル・クーペで、ルーフ開放時は2人乗り。ハイブリッドの出足の良さ、加速性能については「レクサス」などで実証済み。省燃費と走行性能を両立しているわけで、エッジが効いたフォルムが走りの楽しさを加速する。

  このほか、マツダの「TAIKI」など、「わくわく、どきどき」を訴えるスポーツカーに国産メーカー各社が力を入れている。


 第4弾:進化続ける電気自動車

  電気自動車の実用は間近だ。

三菱・i−MIEV SPORT

  そのひとつが、現在、実験走行を重ねる三菱自動車の「@−MiEV」をスタイリッシュにした「@−MiEV SPORT」だ。アルミの押し出し材とアルミダイキャストを組み合わせた軽量、高剛性のアルミスペースフレームを採用。ロングホイールベースで、大容量バッテリーを床下に、モーター類をラゲッジルーム下に配置したリア・ミッドシップレイアウト。前輪にはインホイールモーターを組み込んでいる。1充電で200qの走行が開発目標。

スバル・G4eコンセプト

  一方、スバルの「G4eコンセプト」も1充電200qの走行が可能。現在、走行実験を重ねる「R1e」の倍以上の走行距離を稼ぐコンセプトモデル。「R1e」は軽自動車ベースだが、こちらは5ナンバーサイズのボディーで5人乗り。電気自動車は「シティーコミュター」という位置づけだけかと思ったが、電池性能さえ向上すれば、もうワンサイズは大型化できるようだ。


 第3弾:コンセプトSUV

  SUVのコンセプトカーは人気のモデルのひとつ。地震などに対する危機管理の一環か、あるいは地球温暖化の影響で荒野が増えるとの予測に基づくものなのか。

日産・NV200

  日産「NV200」はSUVのセンスを持った4ナンバーサイズの小型商用車。荷室カートリッジは、たっぷりサイズであったのだが、見ている側からは「あれほど積まなくてもいいのに」とのため息が聞こえた。ワイルドなフォルムのSUVとして、乗ってみたいという意思表示なのかもしれない。

スズキ・X−HEAD

  一方、スズキの「X−HEAD」は、ミッドシップレイアウトのSUV。リアボディはユニット交換で、キャンパー仕様からレスキュー仕様などさまざまなタイプが考えられているという代物で、災害救助隊的イメージが面白い。

  このほかダイハツ工業の「MUD MUSTER−C」などのSUVコンセプトも面白い。カップヌードルのテレビCMではないけれど、滅びに向う地球を走る自動車には不整地走行機能が必用不可欠になるようだ。


 第2弾:先端電気自動車

トヨタ・FCEV

  もはやシティコミューターカーの電気自動車は当たり前、主流は燃料電池自動車に移りつつあると言いたいところだが、燃料電池自動車は「ある意味限界が見えてきた?」のかもしれない。前回ショーに比べて、自動車用電池そのものの展示はまったくなくなかった。水素を途中無充填で大阪−東京を走りきったトヨタ自動車の燃料電池自動車など数台が展示されるにとどまった。

ボルボ・PHEV

  同様にこれからの電池自動車と見られるプラグインハイブリッドも、モデルとしてはボルボが「C30」をベースに開発したモデルの展示があったのみ。コンセプトでは1充電で100q走行できるというが本当か。100q走るには相当バッテリー重量が重くなりそうだ。

  現在、リチウムイオン電池が開発されているが、未だにフル充電で使うまでの性能に至っていないのである。携帯火災事故と同様にフル充電すれば、発熱量が増し、大きくなればなるほどリスクが高まる。もちろん燃料電池自動車も蓄電用にリチウムイオン電池を積む構造になっており、電池の性能アップが待たれる状況である。


 第1弾:パーソナルモビリティ

  「わくわく、どきどき」を合言葉にした未来型提案は、各社のパーソナルモビリティに凝縮されている。

トヨタ・i‐REAL

  「i−REAL」は、愛知万博でも「@−unit」などして紹介されたパーソナルモビリティの発展型。歩行モードでは全高抑え、人のアイポイントを170pに。また走行モードはホイールベースを長くして、低重心で走りを安定させる。

日産・ピボ2

  一方、日産自動車の「PIVO2」は、縦横に自在に走れ、キャビンとタイヤの向きが変わることで「バッグする」という概念をなくした電動シティコミューター。

  自動車はみんなでわいわい乗るよりも、実際には1人で乗る機会が多いもので、ショーでも、コミューターカーを含めたパーソナルモビリティの提案が目立つ。パーソナルモビリティは電気自動車での提案が多いから自動車への充電設備を持つ駐車場が増えたり、道路に専用走行レーンができたりすれば、あながち夢ではないのだが、道路の整備が必要となると時間がかかり、車両としての安全基準の論議も始まりそうにない。

 
 
 
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