13〜15日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた「東京オートサロン2006」は、会期中の15日に幕張メッセの通算来場者が1億人に達するエポックもあり、最新カスタムカーの競演で盛り上がった。自動車メーカーをはじめ341の企業や団体・学校が参加、車両651台を展示した。コンパニオンは、昨年の過激な露出路線からエロチックな悩殺路線に変更されたが、カメラを向ける熱気は相変わらずだ。
セダン系のカスタマイズのベース車両にレクサスが多数登場。ホイール程度はアフターマーケットでもいじれるようになったようだ。自動車メーカーが囲い込みを強めると、クルマ文化は健全に発展しなくなる。自動車メーカー各社も新車販売のてこ入れのためカスタムカーに力を入れているが、デザインの独自性や個性という点ではアフターマーケットの専門メーカーのほうが明確だ。熱気あふれた会場をピックアップする。
これがなければ、オートサロンではない。昨年に比べると過激な露出はなかったが、悩殺ポーズはプロ好み。メイド喫茶風の衣装もあったりで、会場の盛り上げには欠かせない。 (写真:コンパニオンに熱いフラッシュ)
今年から開催予定のロードスターパーティーレースのベース車両。参考出品車ながら専用ロールケージなど安全装備はストリートモデルでも参考になる。こういうラインアップはカスタマイズもしやすい。 (写真:ロードスター NR−A)
新車市場では苦戦をしているホンダのコンパクトワゴン「エアウエイブ」。抑えたデザインは、大人向けのカスタマイズではあるのだが…。 (写真:エアウエイブ モデューロ コンセプト)
三菱自動車の新型軽自動車「I(アイ)」は1月23日から発売予定。三菱自動車のブースにもIのカスタムカーが展示されていたが、デザインのアピール度は総合チューニングメーカーに一日の長がある。 (写真:ブリッツ MITSUBISHI I)
セダンのカスタマイズは、レクサス系の車両が中心になっていた。イングスのレクサスもそのひとつ。写真は概観だけだが、シートやカーペットのブラック&ホワイトの格子柄を配しており、中をのぞくと、おしゃれが漂う。 (写真:イングス LX スポーツ レクサスIS)
350Zもベース車両では多かった。チューニングパーツの老舗HKSは、ドライビング・パフォーマーシリーズで350ZXと350ZXを出品、ZXはベースモデルにスパーチャージャーをつけた大人のチューニングもモデルだが、ZRは500馬力のモンスターマシンに仕上がっている。 (写真:HKS ドライビング パフォーマー350ZX)
スーパーオートバックスの各店が練り上げたカスタマイズ提案を並べたオートバックスのブース。店舗ごとに力を入れる車種を決め、カスタマイズ技術を競い合っている。 (写真:オートバックスのブース)
エンジンルームは見ることはあっても、ボディー補強部材が実際どう働いているかは、こういうショーでもない限り見ることはできない。ボディー補強はいわばチューンドカーの縁の下の力持ちでもある。 (写真:オクヤマのボディー補強)
スバルのブースでは、車両とともにエンジンカスタマイズの実演を見せていた。WRCで実績を積んだスバルならではの演出だ。 (写真:エンジンカスタマイズの実演)
コンパクト・スポーツの代表は、何といってもダイハツのコペン。L.S.D.(リミテッド・スリップ・デフ)やエアロボンネット、スーパーインタークーラーなどのパーツがメーカー品で用意されている。 (写真:コペン SPORZA)
スズキのメーンは当然、スイフトだけれども、エブリイワゴンをスノボー用にカスタマイズしたK2モデルが異彩を放っていた。 (写真:エブリイワゴン K2モデル)
モデストが、アルトをカスタマイズ。チューンドカーやビッグセダンの中に混ざってわけのわからない車があると、「キャー、カワイー」と女の子が言っていました。。 (写真:パイク)
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