その1:スカイライン
12日から15日までの3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「オートサロン2007のリポートをする。3日間で25万人の来場者がつめかけ、自動車メーカーをはじめとした319企業・団体が出展した602台のチューニングカー、ドレスアップカーに熱い視線を投げかけた。
昨年は、ビッグセダン系ではブランド展開したばかりの「レクサス」を素材にした展示が目立ったが、今回はモデルチェンジしたばかりの「スカイライン」がベース車に目だった。新型スカイラインの評判は芳しくないが、今秋投入予定のクーペなどへの期待感があるのか、どうか。「新型よりもかっこいいぞ!」とばかり、チューナーがイメージするスカイラインの走りとフォルムを具現化していた。
『ちょいもておやじの街乗りGT−R』
フェニックス・パワー京都SPLが提供するチューンドコンプリートカー。平成11年式のBCNR33のRB26DETエンジンをHKSのGT−SSタービンキットなどでパワーアップ。オリジナルのフロントバンパー、サイドステップなどにマインズンのカーボンウイングを加えドレスアップした。ホイールはBBSのRG−R。程度のよい中古車を探して仕上げて、今シーズンから販売を始めている。今回展示モデルは398万円で販売可能だそうだ。 (写真:ちょいもておやじの街乗りGT−R)
『コックピット T− four ER34スカイライン』
フェニックス・基本はストリート走行におきながらもサーキットでしっかり走れるように仕上げた。T450SPLタービンキット、アルミ3層ラジエーターなどで448馬力にパワーアップ。
オリジナルのダンバーキットで足元固め、ユーラスD1スペックUエアロでドレスアップした。このほかコックピット系では、コックピット館林の最高出力489馬力にパワーアップしたER34スカイラインなども目をひいた。 (写真:コックピット T− four ER34スカイライン)
『トミーライカGT』
新型スカイライン350GTタイプSをベースにしっとりと仕上げた。VQ35HRエンジンは手を加えずにファインチューニング。フロントスポイラー、サイドステップなどの外装、排気系、サスペンションなどはオリジナル。ホイールはアイジャック・サザヴィックグリッド、427万3500円で予約販売を受け付けていた。スカイラインはモデルチェンジのたびにつまらなくなると嘆く往年のファンも、トミーライカの名前だけで懐かしくなるかもしれない。
(写真:トミーライカGT)
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