その5:コンパクトカー
ビッグセダンやスペシャルティーカーばかりでなく、コンパクトカーもカスタマイズやチューニングのベースカーだ。新車販売市場は高級車と軽自動車とに2極化し、コンパクトカーの存在感が増している。スポーツチューニングで、コンパクトカーの最大素材はスズキの「スイフトスポーツ」か。2シーターの軽自動車は、いつに時代もカスタマイズのベース車として魅力的だ。
『サンライン・レーシング スイフトスポーツ』
スイフトのチューニングカーはいろいろあったが、ボディーカラーのレッドとオリジナルのカーボンボンネットのブラックが、引き締まった印象を与えていた。エンジン部分のチューニングは一部だけ、マフラー、サスペンションおよびエアロバンパーなどのエクステリアがサンラインのオリジナル。同じブースにはフィットをタイムアタック用にチューニングした「レーシング・フィットGT」も展示されていた。(写真:サンライン・レーシング スイフトスポーツ)
『NATS Mini SX』
NATS(日本自動車大学校)の先生もお勧めという生徒の自信作。ベースはホンダ「ビート」。フルオープンの2シーター軽自動車が、日本を代表するスーパースポーツカーに大変身した。授業としてカスタマイズに取り組んでいる同校、デザインをまとめクレイモデルも作製するなど、取り組みは本格的だ。「メーカーで発売してもいいくらいのクオリティ」に「ぜひ譲ってほしい」という人も現れた。 (写真:NATS Mini SX)
『KM コペン』
軽自動車を中心にオリジナルエアロパーツを手がける雲井モータース(三重県津市)の作品。このコペンはバージョンU。ブッシュバンパー、アウターグリルなどがクロムメッキ仕様でオリジナル。ビルシュタインのサスに、ホイールはアイジャックのフォルテクス・モナークU。ボンネットに輝くオリジナルのエンブレムも含めて、「キャーかわいい」と黄色い声が飛ぶシーンもしばしば。横にはスズキ「エブリィ」の新作も展示されていた。 (写真:KM コペン)
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