軽自動車の勢いが止まらない。今年1月の新車販売で車名別トップはトヨタ「アクア」2万4466台、次いでホンダの軽「N BOX」2万0552台、3位は「プリウス」1万7733台だった。それぞれの前年同月伸び率は、66.6%増、106.9%増、39.1%減となり、「プリウス」から「アクア」へといったハイブリッド車も含めてダウンサイジングの流れが鮮明だ。
車種別販売で月間2万台超を達成したのは上位2車種だけ。また月販1万台超えたのは、登録車は登録車販売3位の日産「ノート」1万4020台までで同4位のホンダ「フィット」以下は月販9000台を割り込んでいる。
一方の軽自動車販売では2位のダイハツ「ムーヴ」、以下順にスズキ「ワゴンR」、ダイハツ「タント」、ホンダ「N-ONE」、ダイハツ「ミラ」と車種別販売6位まで月販売1万台超をキープする。
総販売台数を見ても1月の登録車販売は22万9333台で12.9%減となったのに対して軽自動車販売は1月単月の販売記録を更新し、15万4165台で1.0%増と前年1月の販売台数を上回った。ホンダのNシリーズに加え、「ワゴンR」「ムーヴ」といった主力モデルが新型に切り替わったことなどで市場を刺激、エコカー補助金終了などのマイナス要因を一掃したと見る。
快走を続ける軽自動車。先行き最大の不安要因は「効果は短命」とささやかれる「アベノミクス」の行方だ。
【DANN編集長】
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